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レーシックのリスク~レーシックのリスクを正確に把握することが肝心!~
レーシックは安全性の高さもメリットの1つですが、人の手による手術であり、手術という性質上必ずしもリスクはゼロではありません。手術では角膜を削るため肉体的だけでなく、精神的にも怖い、痛い、失明や後遺症の不安などさまざまなストレスがかかります。
レーシックに伴う合併症などのリスクを事前にきちんと確認・納得したうえで、信頼できるクリニックで手術を受けることが望ましいといえます。
合併症は、高い確率で生じるものもあれば、ごくまれなものもあり、ほとんどが時間とともに自然治癒あるいは適切な処置で治癒することができます。
執刀医の技術による手術の精度
レーシックは角膜を削るため、手術後の経過や完治後の状態が執刀医の技量に左右されてしまいます。稀に執刀医の経験が浅い場合、フラップにしわが寄ったり、角膜を削りすぎたりすることで、不正乱視を引き起こすことがあります。
手術を行った後に元に戻すことは出来ず、仮に手術のやり直しが必要な場合でも、角膜に必要な厚さが残っていなければ再手術を行うことは出来ません。
手術を行う際には、実績などから腕の良い医師を選択することが重要です。
医療機器によるトラブル
古く精度が悪い医療機器のトラブル等で、フラップ作成が不完全になり上皮剥離を起すことがあります。新しい設備の整った医院でレーシックを受けましょう。
術後の感染症など
術後の感染症についてはレーシックに限らず医療機関では細心の注意が払われていて、術中使用される医療器具の殺菌、滅菌、術中術後の点眼薬等で大部分が防ぐことができますが、角膜を切るため、切り口から細菌などが入り感染症になってしまうリスクがゼロになることはありません。
もし万が一感染症に感染した際には速やかに眼科にて治療を受けることが必要です。
異物感・痛み・しみる感じ
手術当日は異物感があったり、しみる感じ、少しの痛みがあったりしますが、殆どが翌日には無くなると言われています。
ハロ・グレア・ゴースト現象
夜間、街灯など明るい光の周りにモヤがかかってぼんやり見えること(ハロー現象)や、光が必要以上にまぶしく見えること(グレア現象)、全体が二重に見える(ゴースト現象)などがあります。
通常は翌日には軽減され約3ヵ月で治ると言われていますが、強度近視の場合はこの症状が残る可能性があります。
ドライアイ
フラップ作成で角膜が一時的に鈍感になるため瞬きの回数が減少しドライアイになりますが、目薬や涙点プラグを挿入することで症状を緩和することができます。
通常手術後3ヵ月程度で回復します。
その他の症状
ごく稀に感染症を起こし眼球が白濁することがあります。
早期に治療をすれば治すことができますが、治療が遅れると角膜移植など手術を伴う可能性も有りますので、定期的に通院する事が大切です。
近視の戻り
レーシック手術直後は視力が回復するものの、角膜を削って視力の矯正を行うため、人間本来の治癒能力により削った部分を自然に回復しようとします。その時に角膜が予想以上に厚みを回復して手術で平面化させた角膜の屈折が元に戻り、徐々に手術前の近視状態に近づいてしまうことがあります。強度の近視・遠視を矯正した人ほど戻りの可能性が高く、程度によっては再手術を行います。多くのクリニックが再手術率が約5%の割合であるとしており、一定期間は無料で再手術を受けられます。視力の変化・安定を確認するためにも、術後の定期検診をきちんと受信することが重要です。
不正乱視
エキシマレーザーの照射が不均一だった場合、術後の経過で不正乱視が発生することがあります。殆どの場合時間が経てば改善されますが、極稀に症状が残ることがありますので医師に相談のうえ、再手術などの手段を検討してください。
矯正誤差
手術の結果、期待していた視力よりも近視寄りあるいは遠視寄りに矯正されることがあります。レーザー照射時の角膜の水分量及び傷の治りの個人差・年齢差などが関係しているようです。再手術は可能ですが、眼の状態にもよるため眼科専門医の診断を受けましょう。
フリーフラップ
角膜が小さい、あるいは角膜の形状が平らな場合、フラップを作る際に繋ぎ目(ヒンジ)が作成できず、フラップが切り離されてしまうことがあります。しかし切り離したフラップの管理をきちんと行い、レーザー照射後元通りに戻せば、その後の癒着、視機能にまず問題はありません。
老眼
40歳以上でレーシックを受けると、それまで自覚症状のなかった老眼を自覚する場合があります。45歳を過ぎた人なら、手術後すぐに老眼鏡が必要となる場合もあります。