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レーシック手術の流れ~最低限知っておきたいレーシック手術に関するあれこれ~
レーシック手術は具体的にどのように進められるのでしょうか?
ここでは事前の検査からアフターケア、注意しておきたいことまで、レーシック手術に関わる一連の流れをまとめました。
1. 事前検査
レーシックの手術前には、必ず手術のための事前検査が必要です。
レーシックの検査や手術の前には、ソフトレンズの場合は1週間、ハードレンズや連続装用コンタクトレンズの場合は3週間、コンタクトレンズ着用禁止期間が設けられます。
目の角膜は、コンタクトレンズを装用すると一時的に状態が変化してしまうので、裸眼で安定した状態に戻す必要があるためです。
事前検査で、レーシック手術ができるだけの厚さが角膜にあるかどうか、目の状態を詳細に調べます。
検査後、雑菌を除去するために眼に抗菌用の目薬を点眼し、翌日手術を行います。
なお、ソフトレンズ「ソフィーナDX」を使用している場合は施術の3週間前から、オルソケラトロジーを使用している場合は3ヶ月前から使用を中止する必要があります。
2. レーシック手術当日の確認事項
- 同意書(必要事項を記入し捺印の上、持参。未成年の場合は保護者の同意が必要)
- 化粧、香水や整髪料の使用はエキシマレーザーに影響を及ぼす可能性があるためお控え下さい。
- 手術後すぐには視力が安定しません。運転は非常に危険ですのでご本人による車等の運転はお控えください。
- 以下の服装は手術に適しません。
- パーカーなど首元に衣類がたまる物
- タートルネックのように帰宅後、脱衣の際に眼を強く閉じてしまうような物
- セーターなど毛足が長く、毛くずが眼にごみとして入ってしまう恐れのある物
3. 基本となる手術の流れ
- 麻酔
眼剤で麻酔をするとともに、目を洗浄します。 - フラップ(フタ)作製
マイクロケラトームというカンナ状の機械や、イントラレースFSレーザーという機械によって、角膜上皮を切り取り、「フラップ」と呼ばれるフタを作製します。 - 角膜の修正
作製したフラップをめくりエキシマレーザーと呼ばれる機械でレーザーを照射して、角膜の厚さを調整します。
レーザー照射時、仮に眼球が動いたとしても、コンピューター制御によって正しい位置にレーザーの位置が修正されて正しく照射されるようになっています。 - フラップを戻す
フラップを元の位置に戻します。元々の角膜上皮を戻すことで、治癒が必要な部分がフラップの切り口だけになるので回復も早くなります。
また、角膜上皮が吸着することで固定される為、殆どの場合フラップがズレる心配はありません。 - 洗浄
感染症などの予防の為に、患部を洗浄して終了になります。
4. 手術後の注意事項
- 医師の指示通りに点眼薬を使用する。
- 外出する際は保護用眼鏡を使用する。
- 手術当日の入浴、洗髪、洗顔は不可。ただし肩下からのシャワーのみ可。顔は眼のまわりを避け、ぬれタオルで軽く拭く程度に。
- 翌日の検査で特に問題がなければ、夜から洗髪・洗顔が可能。
- 手術1週間後までは、洗顔の際に眼を強くこすらない。
- 手術後1週間はアイメイクは不可。他の部分のメイクは翌日から可能。
- 就寝時に保護用眼帯を使用する。
- プールや海水浴などの水に入ることは、1ヵ月が経過するまでは控える。
- パソコンの使用など眼を酷使する仕事や野外でのハードな仕事は3日程は控える。
- 食事制限はありませんが、アルコールは1週間は控える。
- タバコは翌日より可能。ただし煙がこもるような場所での喫煙はできるだけ避ける。
- 車の運転は見え方が安定するまでは控える。特に夜間は見えにくくなる場合がある為、見え方が安定するまで控える。
- スポーツは1週間後より軽い運動(ゴルフ・ジョギング等)程度なら可能。サッカー・野球・水泳・スキューバダイビング等は1ヶ月後から可能。
レーシックの手術後しばらくは角膜の抵抗力が普段より弱い状態にあるためケアがとても重要になります。また手術後の定期検査はクリニックの支持にしたがって必ず受けるようにしてください。